バラのアプローチ、最初の庭、和モダンの庭
見どころが盛りだくさんの中之条ガーデンズですが、まずはローズガーデンから紹介していきます。
いくつかのバラのアーチをくぐってバラ園の入り口まで行きます。
最初にここを通ってローズガーデンへ入って行った時は、縦長に奥へ奥へと続いていく趣向を凝らした庭を宝箱を次々と開けるように進んでしまって、なかなか気持ちを落ち着けて写真が撮れませんでした。
通路脇に植えられたバラも色々ですが、こちらは茎が太くて勢いがあり、ひときわ存在感があったバラ。
ピンクから咲き進むとオレンジがかってくるそうです。
「アシュリー」ドイツ 2014年 Tantau (Christiana Eversa 作出)
最初の庭。入り口の様子は前回紹介しましたが、大きなシンボルツリーのヒノキの周りに、様々な木々とバラ、下草が植栽され、ナチュラルな雰囲気です。
植栽を担当された河合伸志氏は、この庭には野生のバラを使いたかったそうですが、来園者が楽しめるように、一季咲きでなく四季咲きのバラが選ばれています。
ノバラ風の優しい雰囲気のバラ。
「イエロー・ムタビリス」イギリス 2008年 Peter Beales 作出
バラ以外のインパクトのある花も。
中之条駅からバスでこちらのガーデンへ来る道中や園内にもヤマボウシがたくさん咲いていましたが、この庭には、ひときわ花が大ぶりなヤマボウシ「ヴィーナス」が植えられていました。ヒラヒラ舞うように咲いていてとても美しい。
こちらは、まだつぼみ。花が咲いたら真っ赤なハートが出現するのでしょうね。
遊び心が楽しい。
右端の木は、ビブルナム「メリー・ミルトン」。
ボール型の花がたわわに咲いて印象的です。
一番目の庭から、塀に囲まれたL字型の通路を通って、次の庭へ。
和モダン。色彩が抑えれ、斑入りの植物が爽やか。
天井部分は赤いバラが藤棚のように枝垂れ咲く仕掛け。
残念ながら、こちらの開花は一番最後になるとのこと。
左右に金屏風、衣桁に着物が掛かっているイメージでバラを配しているそう。
窓の奥にはスパイラルガーデンがのぞめます。
着物のイメージに使われているバラの一つ。
周囲の塀部分にも和テイストが。
密集させずに透かしの雰囲気で。下の蛍袋も趣があります。
次回は、今が見頃のガーランドの庭へ行きます。