久々の鎌倉

北鎌倉から亀ケ谷の切り通しを通って鎌倉へ抜ける

鎌倉にできたニュースポットを訪ねたくて、地元の友人たちを誘って、久々に鎌倉に出かけました。

まずはランチをしようということで、レストランに集合。

でもせっかく東京から行くので、集合前に1箇所くらいはお寺にでも行こうと下調べして、春秋のみ特別公開があるという北鎌倉の長寿寺というお寺を訪ねることにしました。

しかし・・・当日朝起きたら、今にも雨が降ってきそう。予報も雨。
お寺は雨の日は拝観中止というので、これはだめだな〜と家を少し遅めに出ました。
案の定、駅に向かう途中で雨が降ってきました。

 

今日はずっと雨かなと思って、鎌倉駅まで行ってしまうつもりだったのですが、鎌倉に近づいてきたら、グレーの雲の間に青空がちょっと見えたりして、雨が上がってきた様子。
お寺を拝観するには時間が足りませんが、北鎌倉から鎌倉まで歩いて行くには、ちょうどいいくらいだったので、北鎌倉で下車しました。

線路越しに円覚寺の入り口 紅葉がきれい

晴れてきたと思ったら、パラパラとお天気雨。
一度鞄にしまった傘をまた取り出してさして歩いて行きます。

 

北鎌倉から鎌倉へ徒歩で行くのは、何十年ぶりか。
交通量の多い車道脇の細い道を歩くのが嫌なんだよな、と思って歩き始めたら、やっぱり車が多くてストレス。

 

東慶寺に通りかかったので、階段下まで行きました。こちらも紅葉がきれい。

 

長寿寺
階段をちょっと上がってみたら、雨が降ったけど、拝観はできる様子。
この頃にはもう雨は上がっていました。


なんだ〜。早く来ればよかったとがっかりですが、時間がないので寄らずに、お寺の側面へと回り込み、亀ケ谷の切り通しへ。

 

少し行くと、お寺の側面側の門からちょっと境内がのぞけました。

なかなか風情のあるお寺のようです。

 

亀ケ谷の切り通しは、扇ヶ谷と山ノ内を結ぶ坂道で、鎌倉時代に切り開かれたそう。
北鎌倉からはゆるく坂を上がった後にかなりきつい勾配をくだります。

登り始めて少し行ったあたりの民家の石垣が美しくシダで覆われている。
なんというシダなのかな?

この道はバイクは通れるけれど、車は通れないので、ほっとする。

道の両側にシダ類が茂っている。鎌倉は湿気が多いです。

 

さて、下り坂。かなりの勾配で、こんなところで滑って転んだら大変なので、慎重にチマチマと小股でくだって行きました。

降り切ったあたりにホトトギスが咲いていた。

下から坂を見上げる。

写真だとさしたる坂に見えませんが、鎌倉側から北鎌倉側へ抜ける逆コースは、相当きついと思う。

 

鎌倉は中高生の頃によく来て、一人で寺社巡りなどもしていました。
この亀ケ谷の切り通しも歩きましたが、そのころは薄暗く、未舗装で石がゴロゴロしていたし、結構怖かった。
舗装された今も古道の雰囲気は味わえるので、いにしえの鎌倉を味わいたい人にはおすすめです。

 

住宅街を抜けて、線路沿いに太田道灌ゆかりの英勝寺を過ぎ、寿福寺門前。
ここは北条政子のお墓があるお寺。

鎌倉の寺はもう何十年も前に訪ねたきりのところが多く、こんな美しい参道も記憶になかった。

 

さて、踏切を渡って真っ直ぐ進めば、小町通りに出ます。
ランチをしたのは、その手前のお店だったのですが、少し時間が早かったので、小町通りまで行ってみました。

 

小町通りは大変な賑わいでした。
すっかり様変わりしてしまって、記憶が繋がらない。
足繁く通った和紙の専門店も移転してしまった。
老舗風に見える店もほとんど昔はなかった店です。
後で会った地元の友人たちも本当に面影がないと驚いていました。

みんなで小町通りを行ったりきたり、お店を覗いて歩きまっわっていた頃は、ティーンエイジャーだったのだから、あれから幾年月・・・

 

ランチは美味しくいただいたのですが、またしてもハッと気づいた時は皿が空っぽに。
写真を撮り忘れて食べてしまいました。

食後は古くて新しい鎌倉のニュースポットへ行きます。