渋味がすてきな「禅」、花の後のお楽しみ
横浜イングリッシュガーデンの秋バラを紹介してきましたが、最終回です。
最後に取り上げるのは、河合伸志氏作出のバラ「禅」2005年
赤みの強い茎・葉に、渋いピンク、アプリコット、茶色が混じり合った花。
とても個性的。秋に似合う印象です。
こんなにたくさん、咲いて。お手入れの賜物ですね。
第一園芸のホームページで、河合氏のインタビューを読んだら、バラの色について、「渋い色が好きで、最も好きなバラの色が茶色と紫」と話されていました。
さらに、春と秋なら、秋バラがお好きなんだとか。
春はご自身が疲れてしまい「毎日居るともういいや、という感じに(笑)」なるのだそう。
何しろバラは、「女王様に仕えるような気持ちでいないといけない植物」。
次々と花が咲く春は、お手入れが大変でじっくりバラの花を味わう間もないでしょうね。
しかもこちらのバラ園は様々な出身国の女王様たちがいて、色々とご機嫌の取り方も違いそうだし。
ずっとバラの花の紹介をして来ましたが、最後に花の後のお楽しみも。
かわいいローズヒップたち。クリスマス飾りになりそうです。
さて、今年のバラ園巡りはこれでお終いです。
なぜか秋は、春に目についたバラとは違うバラに目がいきました。
来年からは春秋の姿比べもしてみたいです。
春のバラたちに会うのが今から楽しみです。