秋バラ尽くし9

横浜イングリッシュガーデンから、今日はマンガの人物の背景にキラキラと一緒に描かれるような、お姫様っぽいバラを紹介します。

 

「サザン・ホープ」河合伸志、宮地秀作 作出 2014年

鹿児島県鹿屋市・かのやばら園で生まれたバラ。

バラを通して鹿屋の活性化を願い、かのやばら園の希望の一歩であって欲しいという思いを込めて、「サザンホープ〜南の希望」と名付けられたそうです。

「秋バラ尽くし2」に紹介したときめきガーデンの赤いバラ「プリンセスかのや」も鹿屋オリジナルのバラでした。

かのやばら園は8ヘクタールの敷地に3万5千株のバラが植えられているそうです。
全国色々なところにバラ園があるんですね。
バラ園ではよくバラのソフトクリームが売られていますが、こちらでは、「ばらソフト」に加え、バラの花びら入りの「薔薇カレー」も賞味できるそう。

 

「ミ・セレッソ」友影保作出 2012年

「ミ・セレッソ」とはスペイン語で、「私の桜」という意味だそう。

サッカーチームに「セレッソ大阪」がありますが、大阪市の市花が桜だということに因んだ名前なんですね。ユニフォームもピンク色に桜モチーフ!

セレッソ=桜とは知らなかった。
花の名前に他の花の名前を付けるって、なんだかな〜と思うことが多いけれど、この花色や雰囲気から桜を連想するのはわかる気がします。

 

こちら、お名前がわからなくなってしまったバラ。

パティシエがつくる飴細工みたいな可愛くて形の整ったバラですね。
また来春にお名前を確かめに行くからね〜

 

「ジ・アニック・ローズ」David Austin 作出 2001年

The Alnwic Rose  日本語のカタカナ表記が色々あるみたいです。

名前はイギリスのノーサンバーランド州アニックにあるお城から。

アニック・カースルは、1096年にスコットランド人の侵入を防ぐために建設が開始された要塞が起源だそう。1309年にノーサンバーランド伯爵(のち公爵)の所有となり、現在も末裔の方達が住んでいます。
城に隣接する庭はかつて、代々の公爵により、温室でパイナップルが育てられたり、イタリア式庭園になったりしましたが、第二次世界大戦以降は荒廃していたそうです。

現公爵夫人により1997年から再開発が始まり、階段状の噴水を中心に周囲に様々なテーマの植栽がなされ、その後はカフェやツリーハウス、ケシなど有毒植物を集めたポイズンガーデンもつくられました。

写真を見ると"庭のテーマパーク"みたいな感じだけれど、ちょっと行ってみたい。

 

こちらは、お姫様というには少し鄙びた雰囲気かな? ”美しい村娘”といった感じ?
前にも紹介しましたが、これもデビッド・オースチンのバラ。サーモンピンクがどこか懐かしげで心安らぐ。

「アンブリッジ・ローズ」David Austin 作出 1990年

 

クロチード・スペール Soupert & Notting 作出 1890年

YEGの札には、「クロチード・スペール(粉粧楼)」となっていました。
これもClotilde Soupert でクロチルド・スペールなど、カタカナ表記がまちまちです。

 

調べていくと「粉粧楼」と「クロチード・スペール」は別物、いや同じものと情報が錯綜していて、よくわかりません。

「粉粧楼」という名前は、中国の古い小説の題名に因んでいるそうですが、どういう内容なのかはわかりません。ただ字面とこのバラの花姿から勝手に想像すると、お姫様ではないにしても美しい女人が登場しそうですね。それも美人薄命といった雰囲気の方?

 

Soupert & Notting はルクセンブルグにPierre Notting(1825-1895)とJean Soupert(1843-1910)によって1855年に設立されたバラの栽培を専門にする会社です。
その後子孫の方などに引き継がれたようですが、現在もあるのかは、わかりません。

 Soupert氏は、Notting氏の妹Anne-Marie Nottingさんと1857 年に結婚されたので、お二人は義兄弟でもありました。

「Clotilde Soupert」は Jean Soupert氏の娘・Clotildeさんに捧げられたバラです。

 

最後はこちらで。
ピンクのバラが似合うキャラでは全くないけれど、こんなバラたちに囲まれていたら、ちょっぴりお姫様気分が味わえそうです。

 

ブラッシング・アイスバーグ 秋葉伸之・河合伸志 作出 2012年

 

デビッドオースチンのバラについてはこちらに書きました。
(アンブリッジローズ−2を含む)↓

 

kusagasuki.hatenablog.com

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