三菱一号館美術館で開催中の「ガブリエル・シャネル展」を見に行きました。
ハイブランドの服にはあまり縁もなく、シャネルもせいぜい口紅止まりですが、以前ロンドンのV&Aで、たまたま見ることができたバレンシアガの展覧会がとても面白かったので、行ってみることにしました。
バレンシアガは、クチュール界のピカソと言われるように、多様なスタイルを次々と生み出した人で、その発想の豊さ、自由さに感嘆。同じ人が作ったものなの?!という驚きがありました。
シャネルはその出発から最後まで、一貫した美学によるスタイルが感じられ、魅力的でした。全く古びた感じがしません。
この美術館になっている建物は、1894年にジョサイア・コンドルによって建てられたオフィス・ビル(1968年に解体)を当時の設計図面などによって可能な限り忠実に復元したものです。
当時の煉瓦の質感を再現するために中国・上海郊外の煉瓦工場で作った230万個の煉瓦が使われているそうです。
この建物とビルに囲まれた中庭があって、美術館の入り口も中庭側にあります。
この中庭の眺めがなかなか素敵です。
美術館は比較的小さな部屋が連なっているのですが、展示室を移動する途中に中庭に面した廊下を通ります。
椅子もあってちょっと休めるようになっています。
照明を落とした暗い展示室から出てくると、緑が目に鮮やか。
周辺にはレストランやカフェもありますが、この中庭で軽食を食べている人もよく見かけます。
植え込みにはバラも結構あります。この時期花は少なめ。
もみの木が植え込まれていました。
ウラジロモミ
2021年12月の「Marunouchi Street Park 2021 Winter」でクリスマスツリーとして展示されたものを移植したそうです。三菱ゆかりの岩手県小岩井農場育ちの木だそう。
はるばる旅をしてきましたね。
クリスマスにはまた飾り付けがされるのでしょうか?
美術館の予約が取れたのが、11:30からだったので、見終わったのが2時近く。
でも、この近辺のレストランで本格的にランチするほどお腹は空いていなくて、かといって、何か買ってきて中庭で食べるにはちょっと湿度がありすぎたので、移動することにしました。