小石川植物園73

緑の忍者

土曜日、草を見にいくには暑すぎるな〜と思ったけれど、ちょっと気晴らしがしたくて、昼近くにバスで植物園に出かけました。

夏空がいい感じではあります。

 

背の高い、名前を知らない植物が生えていました。
園内のシシウドなどと背丈が似たような感じなので、ぼんやりと一緒くたに見ていましたが、よく見たら全然違う。

帰ってから図鑑も見たけれどわからず、ネットで検索。

「シシウドに似た花」とかあれこれキーワードを入れて検索するけれど、出てこなくて、セリ科じゃなさそうだし・・・と、特徴的な葉っぱの形のことをなんというんだっけ? と葉の形の種類をネットで調べて、「奇数羽状複葉 白い 集合花 夏」で画像検索、やっと出てきました。

 

名前は、「ソクズ(蒴藋)」 生薬の呼び名としては「サクチョウ」。リュウマチ、神経痛などに効くそう。

葉っぱが似ているので、「クサニワトコ(草庭常)」とも。
スイカズラ科ニワトコ属という分類だったのが、新しい分類体系ではガマズミ科(レンプクソウ科から改称)。

 

この花の形は「散房状集散花序」というのだそう。

下に付く花ほど花柄が長く皿状に咲く・・・植物好きだけど、生物学的に観察するのはちょっと苦手。

 

花の間にある黄色いのは何かしらん?と思っていましたが、「腺体」というもので、カップ状の中に蜜が入っているんだそう。それでいて、なんのトラップもないので、虫たちがやってきて、すぐに蜜にあり付ける。

花自体には蜜がないので、カップの蜜を吸いにきた虫が花の上を歩き回ることで受粉するらしい。

 

腺体自体が植物戦略なのでしょうが、虫に負荷を与えるようなトラップもなく、ご馳走のありかがはっきりしていて、密に小花が咲いた皿状の足場もしっかりしてる雰囲気だし、虫たちにとっては、理想的な花のように思えるのですが・・・

 

違う罠が待ち構えています。

 

花を上から見たら、わからない。植物と一体化している忍者のようなカマキリ。

怖いですね〜

簡単に蜜を吸えるから、とお気楽にやってきた虫たちが、美味しいな〜と夢中でチュウチュウ蜜を吸ってるところを・・・

 

この後に回った石神井公園で見かけたのですが、石神井池に張り出している柳の枝から、池にポトっと落ちた緑のもの。

葉っぱかと思ったら、水面で動き出したので、よく見たらカマキリでした。

あ〜溺れてしまうな、とカマキリと言えどもちょっとかわいそうに思ったのですが、なんと後ろ足で平泳ぎのように泳ぎだしました。最初は前足の鎌を閉じて、後ろ足で、くるくるあたりを泳いでいたのですが、2メートルほど離れたところから、池縁へ方向を定めて泳ぎ出し、小休止しつつ泳いできました。

途中、鎌を上下に動かして、まさに「犬かき」スタイルを挟みつつ、とうとう池縁に到着。石壁を登って、上陸。

カマキリ、泳げるんですね?!

どうなることかと注視して、写真も取らずじまいでしたが、驚きました。

 

植物園は暑くて、2時間足らずで移動しました。他にもあまり代わり映えしませんが、少し花の写真を撮ったので、また次回。