万葉・薬用園
日本で古来から自生、栽培されている植物を集めた場所です。
ちょうど、湿地で花菖蒲が咲いているところでした。
イヌヌマトラノオ
イワタバコ
八重のドクダミ
小さな小さな田んぼも
こんな感じで所々、草木に万葉歌の札が添えられています。
「秋の田の穂田を雁が音闇けくに 夜のほどろにも鳴き渡るかも」聖武天皇
「雁」に「刈り」がかかっていたりするんですが、イメージは、
秋の穂のでた田んぼの上を雁がまだ暗く、夜も明けきらぬというのに、鳴きながら飛んでいく・・・
渡り鳥の飛来に秋を感じる・・・しみじみしてしまうのも、こうして1000年以上も前の人々から受け継ぐDNAによるものなんでしょうか。
いにしえの人々が歌に込めた思いを味わいながら、小道を巡るのもいいですね。
次回は万葉歌とともに園内の植物を紹介したいと思います。