「四季の香ローズガーデン」は、バラだけではなく、他の花や葉物の植栽にも見所がたくさんあります。
以下、ちょっと盛り込みすぎですが・・・目をひいた植栽を。
白い花同士を集めたり、白とグリーンや淡い色を合わせるのは、今や定番ですね。
斑入りの葉は清涼感があります。
白バラは「コケットロマンティカ」フランス・メイアン社
同系色の強い色同士
この魅力的な穂咲きのピンクはアスチルベの「マイティ・チョコレート・チェリー」
茎や葉脈の色もさりげなく効いている
赤に赤
こういうこっくりしたのは、花びらにビロード状の艶があってすてきです。
さりげなく可愛い取り合わせ
カワラナデシコの花だけでも細工もののように繊細で目を引くけれど、足元に配したカリブラコアがチラッと見えて、より可愛らしさを感じさせます。
なんだか絹糸飴の手毬飴を連想する。
”濃ゆい”植栽
パンチの効いた取り合わせ
ユリの花の葯や茎の色とオレンジのルドベキアの中央のえんじ色が同系色でつながる。
アリストロメリアとえんじ色のカンナの葉っぱ。エキゾチックな雰囲気。
アリストロメリアの葉やつぼみにのった紫がかった色味がカンナの葉と呼応してる。
メギの葉っぱの縁取り「リング」とカリブラコアの花びらの覆輪との取り合わせ。
にくいですね・・・
濃ゆい花に爽やかな葉っぱでコントラストをつけて
こちらはメギ「ローズ・グロー」
渋いピンクのユリと取り合わせ
隣は軽みを持たせて、ヒペリカムと明るい黄緑の葉っぱ
このあたりからさらに複雑な組み合わせ
色だけでなく、形の面白さも
緑から銅色に変わっていく葉っぱ、下の写真では黄色い花が咲いています。
知らない植物でしたが、調べたら、リシマキア「ファイヤー・クラッカー」というみたい。
使いこなすのは難しいのかもしれないけれど、これを合わせると途端にニュアンスがついて上級編という感じになりますね〜
小さな茂みだけど、和モダンという雰囲気で心惹かれる。
シソも取り合わせ次第でおしゃれに
複雑な色の取り合わせです。
花びらと葉っぱのグラデーション
枯れ色ともマッチ
一体何種類の草木が使われているのかわかりませんが、植物の特性を熟知して、植え込んだ時だけでなく、変化していく過程も計算された植栽ですね。
場所によってガラッとイメージが変わるのが、面白い。様々な色合いの花を使っているのに、全体に心地よいまとまりがあって、プロのお仕事ですね〜
この後もどう変化していくのか・・・また訪れたい。そして、秋バラも楽しみです。