高蕨(タカワラビ)

生きもの劇場

土曜日にちょっと久しぶりに小石川植物園に行きました。

この植物園の好きなところは、整えすぎていないところ。
草木を刈りすぎず、草むらや薮、木が鬱蒼としげる薄暗がりがあって、落ち葉も積もったまま。植物が自然に近い姿で見られるのが醍醐味です。

とはいえ、最近は怖い蚊の発生もあるし、木の根元まわりは残して、かなり下草を刈ってありました。
歩きやすくてありがたい。タイミンチク(大明竹)の薮も整理されてるな・・・と先へ進むと、うわ〜! ずいぶんスッキリしたなぁ・・・と驚いたのがタカワラビ(高蕨)

まずは、去年の様子から

7月

10月

このシダのことは前にも何回か書いているのですが、ここまでスッキリしたのは初めて見ました。

今まで根元はおろか、名前の札も葉に隠れて見えなかったのですが、今は根元も丸見え。

それで、このタカワラビの別名が腑に落ちる写真が撮れました。

この質感、すごいですよね。獣の毛の感じ。

タカワラビの別名は「孫悟空」「ゴールデンモンキー」「ゴールデンチャウチャウ」「金毛狗(キンモウコウ)」・・・納得できますね。

 

くるくるが空に向かってニョキニョキ。

 

このタカワラビは小さな池のほとりに生えているのですが、その池にトンボが2匹やってきました。

オオシオカラトンボ

黄色い方がメスで、水に尾を打ちつけるようにして産卵しているのに、青い方がそれを邪魔するように絡んできていました。

黄色い方はうっとおしそうに飛び回って産卵を続けていました。

(追記:上記は誤解だったのかも。オスは産卵中のメスをガードするそうです。)

争うような羽音を聞きつけたのか、ひょいと現れて、池の中から顔を出してじっとトンボたちを見つめるカエル。

そのうち青い方のトンボはこんなところにとまりました。

ほんの5分ほどの間に、入れ替わり立ち替わりの「小さな生きもの劇場」。

あ、でもちょっと引いてみれば、私も生きものなわけで・・・

写真を撮り終わって、池のそばを離れたら、すかさずカメラを持ったおじさんが、さっきまで私がいたところに陣取って、シダの根元を撮り始めました。ちょっと離れたところには様子をうかがうトンボ狙いの人も。

人間も入れ替わり立ち替わり・・・