小石川植物園68

3月末頃から植物園は桜以外にもあれこれ見頃の花が咲き出し、さらに温室でも色々な花が次から次へと咲くので、追いきれません。

でも今年は、去年に比べるとちょっと花が咲くのが遅いかな・・・

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ヤマブキ(山吹)

一重の山吹

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山吹には八重もあります。太田道灌の有名なエピソードがありますね。

「七重八重花は咲けども山吹の 実の一つだになきぞかなしき」

この歌は後醍醐天皇の皇子、兼明親王の作です。

 

太田道灌が雨降りの時に農家で蓑を借りようとした時に、その家の娘が山吹をひと枝差し出したので、道灌は意味がわからず、怒って帰宅したけれど、後に、この古歌を踏まえてのことだったと知って、無学を恥じたというエピソード。

「七重八重に山吹の花は咲くけれども、実の一つさえつかないように、お貸しする蓑一つさえないのは悲しいことです」
「実の」に「蓑」をかけた歌です。

白山吹にはしっかり黒い実がなっているのをみますが、山吹には本当に実がならないのかな?と調べてみたら、一重の山吹には実がなるそうで、実がならないのは歌にもあるように、八重咲きの山吹でした。
そして白い花の山吹は「シロバナヤマブキ」で、「シロヤマブキ」はヤマブキとは別種の植物でした。

 

植物園には、八重ではないけれど、花びらの多い一重の山吹があって、今年も咲いているかな、と探してみました。

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ありました! 今度は種がなるかよく観察してみようと思います。

 

温室では一足早く開花していましたが、外植えの金花茶も咲きました。

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比較的新しく植えられた「コブシモドキ」にも花が咲きました。

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こちらはナシの花

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カリン(花梨)

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ニワウメ(庭梅)

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ハナズオウ(花蘇芳)

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池の中の島のスイセン。水に映っている姿がナルキッソスを思い起こさせる。

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シナミズキ

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イロハモミジ

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ものすごく花付きのいい椿「フラグラントピンク」

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サザンカ「佐保姫」

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前に書いたゴージャスな椿、その後また見に行ったのですが、結局、「唐子咲き」「獅子咲き」「牡丹咲き」のどれか不明です。色々でした・・・

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束の間の春景色。この後は、ツツジや藤が咲いて、じきに初夏の装い?
時が経つのが早すぎる・・・