百花繚乱
小石川植物園で小耳に挟んだ会話をきっかけに、川口の安行にある密蔵院の早咲きの桜・安行寒緋を見に行きました。
この辺りに来るのは初めてで、あまり下調べもせずに来てしまったので、バスに乗る前に戸塚安行駅の構内に貼ってあった植物関連イベントのポスターの写真を撮っておきました。
「植木の里」というだけあって、盆栽展、椿展などのポスターと一緒に、花と緑の振興センターで前日に開催された「つばき・さくらガイドツアー」の参加者募集の告知が貼ってありました。
へ〜こんなところがあるんだ、と思いながらバス停に行って、路線図を見ていたら、密蔵院へ行くのに降りる「安行支所」の二つ手前が「花と緑の振興センター」。
行きがけのバスからも見えて、良さそうだったので、密蔵院で桜を見た後に行ってみることにしました。
このあたりのバスは1時間に一本くらいなので、歩いて行きます。
(この間のことは、前回、前々回に書きました)
花と緑の振興センターに置いてあったパンフレットによると
「埼玉県花と緑の振興センターは、植木・果樹苗木などの生産出荷の指導、盆栽の輸出振興、緑化に対する知識の向上等に関する業務を行なっている、埼玉県庁の地域機関」ということで、道路を隔てて、西園と東園に別れた約2ヘクタールの敷地に、花植木類や観賞用樹木を中心とした植栽が展示されています。
まずは入口を入ってすぐ左手のコーナーへいくと、シデコブシやミヤマガンショウが花盛りでした。
ミヤマガンショウ(深山含笑)Michelia maudiae
こんな眺めはウキウキしますね
こちらのコーナーを回った後、西園のメインエリアへ。
ナニワズが咲いていました。この花は北海道で知りましたが、関東ではあまり見かけません。
様々な桜の展示がありました。
牧野富太郎博士が名付けたと言われている桜「仙台屋」
高知県高知市の仙台屋という店にあった桜だそう。
「熱海早咲き」
カンザクラと早咲き種のオオシマザクラの交配により熱海の栽培家によって作出された桜。
早咲きの桜というと河津桜がポピュラーですが、他にも色々あるんですね。ちょっと見分けがつきません。
園内には池があって回遊できるようになっています。
サンシュユと桃の黄色とピンクが春気分を盛り上げます。
朝早出だったので、小さい藤棚の下で途中で買ったおかかのおにぎりとタケノコ入りの稲荷寿司をいただきました。
あまり人もいないので、のんびり。
園内のあちこちに黄色い花が群れ咲いています。
ヒメリュウキンカ ぴかぴか!
西側を奥へ進んで梅園へ向かいます。
こちらは、コヒガンザクラ
梅園
まだ花が少し残っているものもあります。最盛期は見ものでしょう。
梅の足元は贅沢にも福寿草の花壇
さらに奥へいくと洋種の椿が植え込まれていました。
次回に東園と合わせてご紹介します。