早咲きの桜を堪能
連休中に、ちょっとした小旅行気分を味わってきました。
旅のきっかけはこちら
小石川植物園の安行寒緋です。
2014年の大雪の際に折れてしまい、その後、ひこばえが育って、ここまで花が咲くようになったのだそうです。
上の写真ではもう葉桜ですが、三月中旬に入った頃にも写真を撮りました。
その時に、女性二人連れがやって来て、そのうちの一人が「安行寒緋、好きなんだよね。ミツゾウインに見に行きたいな〜」と話しているのが聞こえてきました。
写真を撮りながら聞くとはなしにその後の会話が耳に入ってきたのですが、その方は何度かそこを訪れているらしく、とてもいい場所のようだけれど、行きにくいらしいというのがなんとなくわかりました。
帰宅後、写真を整理している時にふと思いついて、「ミツゾウイン」と「安行寒緋」で検索したところ、埼玉県川口の密蔵院がヒットしました。
550年の歴史あるお寺で、参道や境内に安行寒緋が何十本も植えられていて、花の時期は見事らしい。
さらに安行(埼玉県北東部)の辺りは植木の生産が盛んで、「安行寒緋」はこの地で沖田雄司さんという方によって育成されたというのがわかりました。
これは、いつか見に行きたいな〜と思いました。
連休が始まる前日に、開花状況をお寺のホームページで確認すると、すでに二日前に満開を迎えていました。
雨も降ったし、少し遅いかな・・・でもいつか、いつかと言っているうちにチャンスを逃してしまうのでは? この連休が今年のラストチャンス、「今でしょ!」という思いが急に強くなって、行ってみることにしました。
行き方は色々あるけれど、「どこから行っても遠い場所」
バスに乗る時間が最短の南北線(埼玉高速鉄道)の戸塚安行駅からバスで行くことにしました。
1時間半程度の行程です。桜の時期はお彼岸とも重なって混雑するらしいので、なるべく人が少ないうちにと、6時起きで出かけたので、8時に最寄りのバス停、安業支所に着きました。
すでに混んでいるかもとせかせかと歩いて行ったのですが、入り口から参道へと入って行くと、まだ人混みという感じでなく、主に近所の人が散歩がてらに来ている風で、のんびりした雰囲気。
参道は桜のトンネル
境内は手入れが行き届いていました。
安行寒緋だけでなく、他の桜や梅なども植っています。四季折々楽しみがありそうです。
一際大きく見事な木
↑右手の人がいる坂を上がっていくと霊園が広がっています。そちらにも何本か大きな桜が植っていました。
木蓮、緋寒桜と共演
霊園には花色の濃さが違う安行寒緋ではなさそうな桜もあったのですが、ぐるぐる回って写真を撮っているうちに、どれがどれだかわからなくなってしまいました。
広がった枝に満開の花姿、どう切り取ったらいいのか。
ああでもない、こうでもないと・・・
とにかく圧倒される見事さでした。
裏の霊園の右手奥へ進むとお寺が高地にあるのがわかります。
適当に回っているうちに隣接する九重神社の方へ出たので、神社へも行ってみました。
神社の裏に「御嶽山」があったので、登ってみると、筑波山と赤城山が遠くに見えました。
赤城山 多分中央あたりの白いのが雪が積もっている山姿だと思います。
1時間ほど歩き回って、桜を堪能しましたが、それでもまだ9時を回ったところ。
お茶にも早いので、バスできた時に通りかかって良さそうだった、花と緑の振興センターに行ってみることにしました。
センターに行く道中も、植木屋さんの植木溜めがいくつもあって、あっちに引っかかり、こっちに引っかかり、色々な花に出会いました。
それについては、また次回に。