小石川植物園59

春が進んでる

今年は、寒さが厳しいですね。

なかなか暖かくならないような気がしますが、植物園の植物を見ると、少しずつ春が進んでいっているのだな、と感じます。

植物園の門を入って低地側をちょっと行った左手のところに、かわいい実がいっぱいなっている木がありました。
いつも反対側の方に気を取られていて、見過ごしてしまう場所です。

ヒゼンマユミ(肥前真弓)

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長崎の諫早地方で発見され、牧野富太郎博士が命名しました。

こちらのマンサクも牧野博士の名付け。
アテツマンサク(阿哲満作)

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牧野博士が、岡山県新見市黒髪山にある青龍寺旧本堂近くの株からタイプ標本を作り、新種アテツマンサクと命名したそうです。

こちらの木は、平成20年に新見市から、阿哲郡を含む広域市町村合併に伴い、市の発展を記念する樹木として植物園に寄贈されたものです。

園内では色々なマンサクが見られます。
ハヤザキマンサク

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標本園のマンサク

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梅林もさらに賑やかになってきました

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バイモ(貝母)の葉っぱがあちこちに

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花が閉じてしまっているけれど、コゴメイヌノフグリ(小米犬のふぐり)

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気が早いクサイチゴ(草苺)

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そして林の下や道の端ではまだスミレの花を見かけませんでしたが

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石垣効果でしょうか、石段の隙間のスミレが開花していました

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早春のスミレを見ると子供の頃に読んだ絵本の話を思い出します。
意地悪な継母に真冬なのに、スミレを摘んでくるように命じられた女の子の話。
女の子が困っていると森の12ヶ月の精たちが助けてくれます。

うろ覚えなので、調べてみたら、スラブ民話がもとになっているお話でいろいろアレンジされたものが出ているようです。

 

フクジュソウに葉っぱが出てきていました。

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冷温室のシコクフクジュソウ

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早春の園内は見通しがよくて、ちょっとスカスカした印象。

しげりまくっていたシダも整理されて、葉に隠れていた名札が出てきました。
前にも触れたことのある大きなシダ 

タカワラビ(高蕨)という名前でした。

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今は春の歩みもゆっくりだけれど、暖かくなり始めたら、一気に加速して行くのですよね。今年も植物園の四季の移り変わりを追っていきたいです。