温室の風変わりな植物
小石川植物園の温室で、ここ2、3ヶ月の間に目を引いた植物をいくつか。
以前にも紹介したことがある、とぐろを巻いているこちらの植物に花が咲いていました。
写真右上、支柱のバーコードラベルの近くに黄緑色の花が咲いています。
Chynancyum marnerianum
花びら?の先端が合体していて、小さなランプのような姿。
いくつかの海外サイトによると、マダガスカル原産のキョウチクトウ科の植物で、草食動物に食べられないように、枯れているような外観をしているそうです。
現地では10月に花を咲かせ、とてもいい香りがするとありましたが、残念、匂いを嗅いでみなかった。
あるサイトでは、その香りは、Froot Loops cereal のようと書いてありました。
輪っか型のカラフルなシリアルです。
日本でも「ケロッグ ユニコーン フルーツ ループ」という、似た感じのものが発売されています。
amazonのレビューによると、見た目や食感が違うけれど、アメリカのものと香りはほぼ同じだそう。
次はマメ科の植物
Flemingia sp.
ぱっと見、ベロペロネ(シュリンプフラワー、小海老草/キツネノマゴ科)みたいですがマメ科で、花を見れば納得。
上の写真では、枝のところで咲いていますが、別の写真をアップにしてみると、苞?の中で咲いています。かわいらしい。
こちらは、花が巨大なホヤ
Hoya macgillivrayi 5年越しで咲いたそうです。
ホヤは本当に多様です。
こちらは清楚な雰囲気のホヤ
H.cembra 爽やかな香りがします
こちらは、小花の Hoya retusa
ツツジ科 Agapetes burmanica
ミャンマー原産
つぼみの時の姿も面白い
こちらは名札が見つからず・・・
全体の姿
ランの一種だろうな、と思っていたのですが、先日新宿御苑の温室に行ったら、同じ植物と思われる鉢植えがありました。↓
名札には、Bulbophyllum longiflorum
とあり、調べると、英名は、pale umbrella orchid
アフリカ、ニューギニア、オーストラリア、フィジー、タヒチなど広範囲にみられ、花色も淡い黄緑、ピンク、斑点のある濃いピンクなど幅があるようです。
不快な匂いがするとあったのですが、マスクをしていたので、わかりませんでした。
温室にはまだまだ色々な花が咲いていましたが、今回はこの辺で。