引き続き四季の香ローズガーデンのドイツで作出されたバラです。
まずは、殿堂入りしたバラから。
ドゥフトボルケ
1963年 Mathias Tantau, Jr. 作出
ドゥフトボルケ(Duftwolke)は、「香りの雲」という意味。
「フレグラント・クラウド」とも呼ばれます。
1981年の世界バラ会議 エルサレム大会で殿堂入りしました。
バイランド
2007年 Hans Jürgen Evers 作出
2009年 TANTAU 発表
バイランド(Bailando)はスペイン語で、ダンシングを意味するそうです。
花はフアフアした甘く可愛い雰囲気だけれど、茎が結構しっかりしていて、若干ゴツい印象なのが、質実剛健ドイツという感じです。
ラリッサバルコニア
2014年 コルデス
コルデスの日本でのシリーズ「バルコニア」
「コンパクトで鉢植えでも楽しめる、花をたくさんつけるバラ」ということで、売り出されています。
デュエットバルコニア
2012年 コルデス
白地に赤がのっていく様が楽しめるという花。濃い緑の葉に映えますね。
バルコニアシリーズは、病気や暑さにも強いそうです。
ルビー・フラワー・カーニバル
2012年 Tim Hermann Kordes 作出
光を集めて輝くルビーのような赤がとても目立っていました。房になって咲く様子が花束のようです。
ティアーモ
2016年 コルデス
ティアーモ(Ti amo) はイタリア語で、アイ・ラブ・ユー
余談ですが、横浜イングリッシュガーデンには結婚式場に隣接しているのにちなみ、「ときめきガーデン」というエリアがあります。
バラの開花期限定で公開する小径の両脇に情熱的な赤いバラ、恋愛にまつわる名前を持ったバラたちが植えられているのですが、ティアーモはあったかな? ぴったりだと思いますが。
そしてティアーモときたら次は・・・
ウェディングベル
2001年 Tim Hermann Kordes 作出
2010年 W.Kordes 'Söhne 発表
この花姿、昔の高島屋の包装紙に描かれていたバラにちょっと似ています。
現在使われている高島屋の包装紙のバラは、四代目だそうです。
包装紙のモチーフがバラというのは変わらないけれど、花の姿は、剣弁高芯咲き風から、印象の優しいイングリッシュローズ風へと変化しています。
ティップン・トップ
2015年 コルデス
アプリコットがかった黄色がおいしそう。葉っぱもツヤツヤ。柑橘系の香り。
ティップントップとはカクテルの名前。
ウォッカとオレンジジュースにハーブ系リキュール(シャルトリューズ)で香り付けしたものだそう。一度味わってみたい。
まだ園内には他にも作出国がドイツのバラがあると思いますが、とりあえず、ドイツのバラはこれで終わります。