イギリス生まれのバラたち

光が丘の四季の香ローズガーデンのバラです。

こちらは、「色彩のローズガーデン」の入り口

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様々なバラがあって、とても紹介しきれませんが、目についた花をいくつか撮ったので、作出国別に紹介します。

まずはイギリスから。

レディ・エマ・ハミルトン

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2005年 デヴィッド・オースティン作出
アプリコットカラーが美しい、暖かみのある柔らかい雰囲気のバラ

エマ・ハミルトンは、イギリス海軍のネルソン提督の愛人。
トラファルガーの戦いから200年を記念して名付けられたそうです。

エマ・ハミルトンは絵画モデル、舞踏家で、恋多き女というのか、かなり奔放な人だったよう。夫とネルソンとの三角関係は世間の関心の的だったそうです。
晩年はちょっと悲惨で、ネルソンに去られ、自暴自棄になってお酒で肝臓を悪くして亡くなったとか。
多情で魅力的な人だったのでしょう。

 

こちらもレディがつくバラ。

レディ・ヒリンドン

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1910年 Lowe&Shawyer 作出

レディー・ヒリンドンは、和名では「金華山」と呼ばれいてるバラで、香りは、紅茶(ダージリン)系。
アプリコット色がきれいで、きりっとした品がありますね。男爵夫人の名があっているような気がします。

人物としてのレディー・ヒリンドンは、銀行家・政治家のヒリンドン男爵の妻、アリス・ヒリンドン(1857-1940)。

ロンドンのナショナル・ポートレイトギャラリーに肖像写真が所蔵されています。
知的な落ち着いた雰囲気の方ですが、結婚生活はあまり幸せなものではなかったようです。

もう一つ人名のバラ

パット・オースチン

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1997年 デビッド・オースチン作出

パットは、デビッド・オースチンの奥さんの名前です。
うつむき加減に咲く姿が奥ゆかしげ。色合いもすてきです。
育種家が数あるバラの中で特に妻の名前を付けたのですから、自信作ということでしょうか。

 

スキャボロー・フェア

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2003年 デビッド・オースチン作出

スキャボロー・フェアはイギリスの伝統的なバラッド。
素朴で愛らしい花姿。ノスタルジックな雰囲気がありますね。

 

アイズ・フォー・ユー

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2009年 Peter James 作出

スパイシーな香り、クローブのような、と言われたりします。

このバラには、横浜イングリッシュガーデンで初めて出会って、バラっぽくない花姿と芳香にびっくりしました。
ライラック色〜薄桃色、中心に紫。
気温により花色が変わるそうで、春と秋で少し印象が違うように思います。

 

こうして花の写真を見ていると、バラの香りが甦って来るようです。
また花の香りを嗅ぎに行きたくなってしまう。
次回はまた別の国生まれのバラたちを紹介します。