夜に都心に向かう電車に乗っていたら、周りの席に誰もいなくなったので、窓から写真を撮ってみました。
昼間より夜の方が、人々の存在を身近に感じる時があります。
建物の窓に、白い光、オレンジ色の光がてんでんばらばらに灯っている。
その明かりが漏れる窓の向こうには人々の生活があるはず。
今日はみんなにとって、どんな1日だったのかな、とぼんやり考えたりします。
それから道路をゆく車たち。
どんな人たちがどこからきて、どこへ行くのだろう?
車内灯の消えた真っ暗な車両に乗って、街中を走ったらどんな感じでしょうね?
浮遊感を感じたりできるかな?
クリスマスシーズンが始まった頃のロンドンに行ったことがあるのですが、観光バスから見下ろすロンドンの夜景はとても魅力的でした。
おもちゃ箱をひっくり返したような、イギリスならではのかわいらしさがありました。
ロンドンの夜景といえば、もう一つ印象に残っているのが、ガトウィック空港に隣接したホテルに泊まった時のこと。
ホテルの窓から立体駐車場がドーンと見える部屋でした。
時差もあって、夜中、3時頃に目が覚めてしまって、カーテンを少し開けてのぞいてみたら、遅い時間にも関わらず、赤いテールランプがすうーっと流れていき、歩道に人影が。
なんだかスパイものみたいで、ちょっと興奮してしまった。
ちょっと映画っぽいですよね?
こんな時間にホテルの窓から写真を撮っている私は「怪しい人」ですが・・・
ベネディクト・カンバーバッチのスパイ映画「クーリエ 最高機密の運び屋」が見たいな〜と思っていたら、「007」も始まってしまった。
これは2012年の「スカイフォール」の時。
二階建てバスに映画広告のラッピング。かっこいい!
ダニエル・クレイグのボンド、2006年の「カジノ・ロワイヤル」が最初でしたね。
今回の5作品目「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が最後だそう。
「カジノ・ロワイヤル」の公開前、新ボンドがダニエルと発表された時は、かなり不評で、ボンドらしくないという声が多かったけれど、作品公開後は、まさに現代のボンド、という高評価になったように思います。
相変わらず、荒唐無稽なところもあると思うけれど、そこが「007」の魅力でもあるので、ダニエル=ボンドの最後の作品、大スクリーンでみたいです。