石神井公園の一角に古民家を移築した場所があります。
「旧内田家住宅」
明治20年代初めに練馬区中村に建てられたもので、部材の一部には、江戸時代の古材も使われているそうです。
こちらに行った日は、間もなく十五夜という時だったので、お月見のお供えがしてありました。
秋の実り^^
台所と板間は素朴な雰囲気。太い梁が見えます。
前座敷
下座敷と上座敷
こちらは繊細で凝った作り
麻の葉模様の欄間や書院窓がすてきです
影も美しい
釘隠
お軸も季節に合わせ、うずらに秋草
しみじみ日本、いいですね・・・
こんな家に住んで、縁側に座ってお月見できたら、いいな〜
台所は現代版がいいけれど。
小学6年生の時に卒業文集用に「将来の夢」なんていう題で作文を書かされました。
こども心にもそれなりに覇気のあることを書かないとまずいだろうと思い、適当にふくらませて書いたのだけれど、本当は「隠居」に憧れていました。
平屋の日本家屋に住んで、ハギやススキなど風情のある草花が茂る野原のような庭を前に縁側でスズメなんかに餌をやったりして、季節の移り変わりを楽しみたい・・・
小学生の夢としては、渋すぎですね。
(でも都会でこれを実現するなら富豪でもないと無理だから、野望と言える?)
この夢は今もブレずに? 胸に抱いております。
といっても、現役でバリバリ生産的なことをしているわけでもないので、「隠居」なんていうのはおこがましいのですが・・・
それに今思えば、その時の自分が思い浮かべた姿、独居老人でした。この点は夢じゃなく現実になるかも!?