石神井川散歩 その1

草を見に行きたいけれど、雨になるかな・・・とグズグズしていたら、結構な時間になってしまい、2時半過ぎから石神井川へ散歩に行くことにしました。

 

快速が来たので、練馬高野台駅でなく、石神井公園駅からショートカットで石神井川へ出て練馬高野台へ向かいます。

 

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ちょっと暑かったので、日陰側の道を行きます。

岸壁を覗き込むと、お馴染みのエリゲロン、ツルソバなど

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川床には緑がいっぱい

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たくさん茂っているのはタデの一種だな、と思ったけれど知らない植物。花が咲いているものもありました。
あとで調べてみたところ、シャクチリソバでした。

北インドから中国原産。全草にルチン(血管補強剤)を多量に含み、高血圧に効くそうで、薬用として栽培もされていたらしい。

 

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アカメガシワ 実がなっている これも繁殖力ありそうですね

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アレチウリ

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アメリカ原産。こちらも難防除雑草。よく生育した株では、茎長は10メートル以上にもなり、別れた枝は、100本以上、2万5千粒の種子を生産するそうです。

河川敷はこうした繁殖力の強い植物同士の覇権争いが常に続いているみたいですね。

 

オオイヌタデかな? タデ科の植物が多い

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植物写真を撮っていたら、対岸側に小柄な白いサギが。遠くてうまく撮れないと、橋を渡って対岸へ行って、覗き込み、写真を撮ろうとしたら、「あ゛〜」と鳴いて、私がもといた側へ飛んでいってしまった。

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しかたなく、スマホの望遠目一杯で撮影。脚も黄色いしコサギですね。

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↑ この場所は餌を取りにくかったようで、再びこちら側へ飛んできた。

 

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川の中の黄色い塊は、両岸に生えている桜並木の黄葉した葉っぱが河床に引っかかって集まったもの。

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こういうところに小魚とか昆虫などがいそうですね。

 

脚を小刻みに振るわせて、川底の堆積物などを舞い上がらせて、獲物をおびき出して、食べます。

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サギはいつも単独行動ですが、鴨たちは群れていることもあります。
列になってスイスイ。時々水流に体を預けて、流されている時もある。

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左端にちょっと写っているのは数珠玉

 

先へ行くと、岸壁にハゼランがたくさん咲いていました。

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花が遠い・・・と思っていたら、遊歩道側の護岸壁にも咲いていました

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この壁面を覆っているのは、ほとんどツルソバとツタ

中に紛れて咲いていた

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西インド諸島原産。スベリヒユ科

よく見ると、つぼみも花も実もかわいい。

三時草、花火草とも。
熱帯地方では、葉っぱを野菜として食べるそうです。

パチパチ、はぜているように見えるから爆蘭? でも、蘭ってどのあたりが?

◯◯蘭という名前の植物で、蘭ではないものって結構ありますね。
江戸、明治期に海外からもたらされた珍しい植物に蘭と名付けていたこともあったそうなので、こちらもそうなのかな?

 

ハゼランも子供の頃には見かけなかった植物だけれど、最近はあちこちで雑草化している。

長くなったので、その2に続きます。