昔、家に漢字クイズの本があって、「魚」とか「動物」とかジャンル別に分かれている中の「植物」に 向日葵 仙人掌 翌檜 などと一緒に 百日紅 もありました。
読み方は、ヒマワリ サボテン アスナロ そして サルスベリ です。
サルスベリは木肌がツルツルで猿も滑るというので、サルスベリ。
漢字の百日紅は、花が長く咲いているので。ヒャクジツコウとも。
サルも滑るという幹
こちらが普通のサルスベリ
そしてこちらは八重のサルスベリ
前に変化咲き朝顔でも紹介しましたが、遺伝子変異によるものです。
本来雄しべが形成されるところが花弁に、雌しべが形成されるところが2次花に変化したものと考えられ、さらに4〜5次花まで形成されているそうです。
樹木でのこのような変異体の花はとても珍しいのだそうです。
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紅い花の次は白い花を。
仙人草
この時期、センニンソウがあちこちに絡み付いて花を咲かせています。
絡み付かれているのは、ツツジの類ですが、こんなにすっぽりと覆われてしまうと、こういう花木なのかな、と思われてしまいそう。
きれいだけれど、ちょっと下の木が気の毒ですね。
仙人草という名前は、花でなくて、実になった時の姿からついたものです。
実に白い毛がついているので、それを仙人の髭に見立てたもの。
クレマチスの実に似た雰囲気。センニンソウも学名はClematis terniflora
センニンソウは、有毒で、葉や茎の汁がつくとかぶれるそうです。