一足早い秋
定点観測 8.28
こうしてみるとまだ緑いっぱいで秋をあまり感じないけれど、園内は確実に秋に向かっています。
ベンチのまわりに葉っぱのついたコナラのドングリが落ちていました。
なんでこんなきれいな形で落ちているのだろうな、と毎年思っていましたが、ちょっと調べたら、これもムシの仕業でした。
ハイイロチョッキリという虫が、どんぐりが青いうちに穴を開けて、卵を生みつけ、孵化した幼虫はどんぐりの中身を食べて育つのですが、枝についたままだと、コナラの木が食害に対抗してタンニンを出し、幼虫の成長の妨げになるため、枝を切り落とすのだそうです。
小さな昆虫の大仕事。
自然界、まだまだ知らないことがいっぱいです。
植物園入り口に近いところのパンパスは白っぽいけれど、こちらは温室横のパンパス。赤みがかった穂。
ヤブサンザシの実
これから赤く色づいていきます。
ナシの木
下にも実がいっぱい落ちていました。
そういえば、メンデルのブドウとエジソンのリンゴ、どちらも暴風雨の被害にあったみたいで、ブドウは葉っぱがチリチリ、小さい実が少し残っているくらい。リンゴの実は全部落ちてしまった感じです。
誰かが、松ぼっくりをのせていたので、梨を2個加えてみました。
日本庭園に降りていくと
ススキ
まだ穂が出てきたところで、フレッシュな雰囲気。
背景が緑すぎてちょっと雰囲気出ないですね。
でも、そんなことを言っているうちに紅葉が始まって寒くなるのですよね。
なんだかあっという間に9月。
シロヒガンバナ
まだ、2、3輪、咲いているくらいです。
今年も真っ赤な絨毯が見られるでしょうか?
メタセコイアの下は影も形もありません。
去年は9月末頃が見頃でした。
秋のマジックショーに乞うご期待!?