東京駅 インターメディアテク

東京駅近くにあるKITTE (旧東京中央郵便局舎)内インターメディアテクの「蘭花百姿」展を見に行きました。

 

インターメディアテクは、日本郵便(株)と東京大学総合研究博物館の協働による入場無料のミュージアムです。

東京大学が1877年の開学以来蓄積してきた学術標本や研究資料などを常設展示しています。

 

そのコレクションは多岐にわたり、解説を読んでも何にどう使うのかわからないような器具とか、動物や鳥の骨、剥製、ホルマリン漬け。植物標本、鉱物や貝類、人体図などなど、一つ一つに来歴、物語がありそうなものが、解説少なめで展示してあります。

学術的な展示だけれど、美的に凝った見せ方で、ビジュアルとしてとても美しい。

 

写真が撮れるのは一部なので、あまりその面白さが伝わらないと思うのですが、規模は全然違うけれど、イギリスの大英博物館や自然史博物館みたいな雰囲気があります。

 

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このドーナツ二つ重ねみたいなものは、静電電圧系の電極
工学部13号館でかつて使用された巨大な高圧放電実験装置の一部

 

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こちらは、東京大学に現存する最古の肖像画

田口和美(1839-1904) 医学部解剖学教室の初代教授

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額縁がすごいですね。

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こんな感じで、ものものしく、いわくありげなものがいろいろ。

標本類を並べた棚やケース、引き出しがたくさんついたキャビネットなどは、帝大時代に実際に使われていたものも多く、重厚なアンティーク。

窓からはクラシックな東京駅と近代的なビルが見えるので、独特な雰囲気。

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このビルの上階には、かつての郵便局長室を再現してあって、そちらも雰囲気があります。

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さらに屋上庭園もあります

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ウッドデッキからの眺めもなかなかのもの

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整然としてジオラマみたい 

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新幹線などが発着する様子が見えます

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蘭花百姿」展

多数の植物画や蘭を飾るのに使用した鉢、蘭の写真葉書、小石川植物園の温室の古写真など、興味深く見ました。

 

明治期には東大理学部や植物園に画工が常駐して、論文や図鑑掲載のための植物画を描いていたそうです。

 

鉢に関しては、「年代・来歴は不明だが、江戸〜幕末期の園芸文化に連なる装飾的な染付や色絵が施された鉢が植物園に伝わっている」とあったので、先日紹介した温室の鉢もそうしたものなのでしょう。

 

ミュージアムは、建物の2階と3階部分にありますが、上階の方では、「牧野日本植物図鑑」の図を分担して描いた山田壽雄の植物画の特別展示もやっています。

40点ほどの絵が棚の中に並ぶ、すてきな展示になっています。

 

東京駅からすぐの場所。タイムスリップしたような独特な異空間の雰囲気が味わえるので、おすすめです。