アサガオの話

以前、下の階の人が育てたアサガオが、マンションの周囲に植栽してある木に巻きついて、上へ上へと巻き上がり、とうとう我が家のベランダの柵にまで到達したことがありました。

 

普段あまり使わない方のベランダなので、ある朝、風を通すのに扉を開けたら、ベランダの柵に空色のアサガオが咲いていて、びっくりしました。

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爽やかでいい色で、これは毎朝楽しみだ、と喜んでいたのですが、翌朝扉を開けたら、アサガオのつるがぐったりと柵に絡んだまま萎れていました。

 

下の階の人が、アサガオが他所の人の家にまで伸びて、花を咲かせているのに気づいて、慌てて、下の方で茎を切ってしまったようです。木に絡んでいた部分も萎れていました。

 全然迷惑じゃないのに、とひどく残念でした。

 

秋になって、ベランダを掃除している時に、何気なく木を見たら、あの萎れていたツルがまだ絡まっていて、なんと種ができていました。

手を伸ばしていくつか採取したところ、種はさすがに小さかったのですが、しっかりしていたので、翌年蒔いてみたところ、ちゃんと開花しました。

 

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少し蒔くのが遅れたせいもあるのか花が小ぶりですが、それもまたかわいい。

以来、また咲かせたいな、と思うのですが、支柱が必要なアサガオはちょっと場所も必要なので、迷っているうちに蒔き損ねています。