白松

写真のデータを整理していたら、もう5年前ですが、ちょうどこの時期に京都へ行った写真が出てきました。

京都にはある展覧会を見るために一泊二日で出かけ、現地で友人たちと落ち合って過ごしたのですが、二日目は朝食後に別れて一人で哲学の道の方にある、白沙村荘 橋本関雪記念館に行きました。

日本画家の橋本関雪がアトリエとして建てた邸宅です。池泉回遊式庭園があり、様々な植物が植え込まれています。この時期はたくさん植えられたクチナシがあちこちでいい香りを漂わせていました。

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かなり広いお庭で、その魅力が伝えきれる写真がないので、ご興味のある方は公式サイトを訪れてみてください。

哲学の道は人で賑わっていますが、このお庭はひっそりして、とても落ち着きます。関雪の作品を展示してある美術館もあり、二階からは、さえぎるものもなく大文字山が一望できます。

 

ところで、この庭で、私が驚いた植物がこれ

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赤松、黒松は知っていたけれど、「白松」があるとは!

この幹の木肌、独特です。

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全体の姿はこんな

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葉っぱ

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ちょっとわかりにくいのですが、葉っぱが何と3本なんです。
松葉といえば、2本と思っていたから、びっくりでした!

もっとも、五葉松は漢字が表すように葉っぱは5本です。私はずっと、葉っぱが長くて立派で、イメージ的に「御用松」だとばかり思っていました。白松を知った時に、五葉松も認識し直した次第。(植物好きと言いながら、もっぱら草にハマっていて、木のことは勉強不足)

 

枯れ葉ですが、証拠写真

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この白松は、橋本関雪が昭和初期に中国から持ち帰ったものだそうです。特別感がありますよね。

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いや〜珍しい、さすがに京都! いいものを見たと大感激していました。


それからしばらくして、ある日、小石川植物園を回っていたら、針葉樹林の近くに実がたくさんなっている木があって、何だろうとその辺りをウロウロしていた時に、あれ、どこかで見たような・・・独特な木肌が目に入り

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名札を見たら「シロマツ」
ここにもあったのか! 我ながら目が節穴。植物園の奥深さに改めて感銘を受けたりして・・・

でも、植物園の白松は、全然特別扱いされていなくて、かなり大きいのですが、他の木も茂っていて、樹形全体も掴みにくい。

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それにしてもこの木肌、松とは思えません。

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ちなみにこのあたりで実がいっぱいなっていたのは、マルバチシャノキ
暗い緑の葉っぱと明るい黄緑の実の取り合わせが、きれいで目立っていました。この実は食べられるそうです。実の先がレモンみたいに尖っているのがかわいい。

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植物園には他にも色々な松があって、三葉松は白松以外にもあるらしい。いつか松に焦点を絞って、観察、撮影したいと思っているのですが、あちこち気が多くて、なかなか実現しません。
植物園で特別扱いされている松もあるんです。いずれまた別の機会に。

 

おまけ 京都の旅で撮影

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