6月の小石川植物園は、緑もりもり。道の左側、中程にある丈の低い鶯色の植物がわかるでしょうか?
大きなシダの茂みです。小さな池に覆いかぶさるようにして生えています。
正面から撮らなかったので、去年の8月に撮影したもの
このシダの茂みの中から、新芽が出ていました。
小さい巻き巻きのそれぞれに葉っぱが折り畳まれているんですね。
デザイン的に面白い。昔の人が、この姿を図案化したのもうなずけます。こんな時期に新芽が出るんですね・・・蕨とかゼンマイは春というイメージです。
と、ここまでで下書きだったのですが、上の写真は先週(6/5)のもの、今日(6/12)また植物園を散歩してきたら、様子が変わっていました。
シダの足元が刈られてる。
しかも池が干上がっています
池の水を抜いた? この辺りの池は湧水ではないかと思うのですが・・・
正面からも撮りました
葉っぱが少し開いてきています
何という名前のシダかわからないのですが、目を惹きます。
植物園内には温室の植物などを含めると4000種類くらいの植物があるそうです。
園内は広いし、とても1日で回りきれず、開花時や新緑、紅葉とその時の旬の植物を優先して見ることが多いです。
一年を通して観察するということができず、何年にも渡って通っていても、旬の時以外の姿を知らない植物がほとんどです。
花が咲き終わったら、抜いて別の植物に入れ替えるというような庭と違い、植物園は、長い年月で植物たちがどう変化していくのかが楽しめるのも魅力です。リタイアしたら、植物園に通い詰め、植物たちの変化をじっくり見届けたいです。