陽殖園 北海道の夢の花園1

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陽殖園は紋別から内陸に240km入った滝上町にある。

1941年生まれ、今年の4月で80歳になる高橋武市さんが一人で作り上げたお庭。

 

旅行会社のクラブツーリズムが毎年、陽殖園を含む北海道の花ツアーを企画するのだけれど、去年はコロナでお客さんに花を見てもらえなかった。

先日オンラインで昨年の庭の様子を武市さんの解説と共に見ることができる講座が開催されたので参加しました。

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全国から120名が参加したそう。

私も三度(2016-17)お邪魔したことがあるので、講座に参加して、記憶を新たにしたところで、このユニークで他に類を見ないお庭を夏、秋、春とご紹介したいと思います。

 

14歳から野菜の行商をしていた武市さんは、たまたま籠に挿していたレンゲツツジが売れたことで、観光花園を作ることを思いつき、以来庭づくりの毎日。現在66年目。

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東京ドーム2個分もの広さの山の中、谷を埋め、道を切り拓いて、小山を作り、池をほり、800種類ほどの花を育てている。

 

最初に訪れたのは7月あたま。

入り口を入ると、80メートルほどの南斜面に沿って道が続く。

この南斜面が5月の水仙から始まって、フウロウソウ、ルピナス、ヤナギラン、エゾクガイソウ、タイマツソウ、萩など季節の花で埋め尽くされる。

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エゾクガイソウf:id:kusagasuki:20210314192256j:plain

足元や茂みの中にも様々な花が咲き乱れている。

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園内には小道が迷路のように張り巡らされていて、右へ行こうか、左へ行こうか、どちらもそそられて迷ってしまう。

そして立ち止まって振り返ってみるとまた新鮮な眺めが広がる。

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池は現在5つ

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こちらの池ではヒメスイレンコウホネヒツジグサなどが見られる。トンボもいっぱいやってくる。f:id:kusagasuki:20210317000237j:plain

陽殖園は常に進化しているので、いつも未完成とも言える。

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園には鹿や兎、リス、狐、狸もやってくる。足跡の説明をする武市さん。

鹿は武市さんが丹精した植物を食べてしまうので、悩みの種だけれど、ある日、生まれたばかりの子鹿に出会って、その邪気のない瞳、いたいけな姿に武市さんもやられてしまったそう。

リスには、賢いのと間抜けなのがいて、賢いリスは木の実を割るのにすぐ、パカンとできるのに、そうでないリスは、なかなか割れなくて、かじり続けるのだとか・・・

色々面白いお話を伺った。

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ウツギは園内にたくさん植えてある。白、ピンク、濃いピンクなど。武市さんは一つの花でも花色の違うものや一重、八重など色々な種類を集めて植えている。

 

山の植物と園芸植物が混じって不思議な夢の世界。

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この時期は比較的花色が優しい色合いのものが多く、写真では花が少ないように見えるかもしれませんが、あっちにもこっちにも花が咲いていて素敵でした。苔のついた小道の雰囲気が独特なのですが、残念ながら写真ではなかなか感じが出ていません。

次回は晩秋の陽殖園の様子をお届けします。