ビロウドモウズイカの話

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最近は空き地をほとんど見かけないし、公園も手入れがされているから雑草天国みたいなところはあまりない。でも石神井川の川床とか土手などに、ちょっとワイルドな感じで雑草が生えていて、見るのが楽しみ。

これは先週末見た土手の植物

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ビロウドモウズイカ

ゴマノハグサ科 ヨーロッパ原産 二年生草木

日本には、明治年間の初期に花卉として導入され、ニワタバコの名で栽培された。多数の種子を着けるため、各地で逸出、野生化した。市街地の空き地から山地の道端まで日本中に見られる。(日本帰化植物写真図鑑/全国農村教育会刊)

 

最初は誰かが植えたのかもしれないけれど、野生化している。

とはいえ、2メートルくらいに育つから、それなりのスペースがあるところでないと、繁殖は難しそう。

花はこんな感じ。去年の10月頭に撮影

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去年、この写真を撮った時に、こんなに伸びて花が咲いているのもあるのに、なぜ周りには、ほとんどロゼットから大して成長していないようなのがあるんだろうと不思議に思っていたけれど、たぶん先の図鑑の解説にあるように、「二年生植物」だからですね。

二年生植物というのは、Wikipediaによると、1年目に、茎や葉、根などの栄養器官を形成し、そのまま休眠して越冬する。そして2年目の春、あるいは夏に開花し、種子を生産して枯れ、生活環を終える。多くの二年生植物は、1年目には茎が短く、葉はロゼット状になっているが、2年目には茎が伸長し、薹が立つ・・・

 

納得。植物の世界って奥深いですね。

このビロウドモウズイカは、薬草でもあり、喘息や痙攣性の咳をしずめるのに、タバコにしたり燻したり、葉を細かく刻んで、湿布にして局所に適用し痛みを和らげるのに使われ、種も油を含んでいるので、肌荒れやしもやけの緩和に役立てていた。

 

有用植物だし、見た目が白っぽい毛に覆われていて、背高のっぽ。かなり個性的な姿なので、別名がたくさんあり、Aaron's Rod(アロンの杖)とか Cowboy Toilet Paper(カウボーイのトイレットペーパー)などユニークな名前で呼ばれているそうです。