2月末 植物園の花たち
前(小石川植物園3)に、椿にも風雅な名前があると書いたけれど、こちらは、椿園の西洋名前の椿たち。やっぱり異国の方という趣?
上 エミリ・ウィルソン
中 ベン・パーカー
下 マソチアナ・ルブラ
そう言えば、前に触れたグランサム椿は椿園の温室側に近い端っこにもある。花期がだいぶ早いので、この場所では、見過ごされてしまうことが多いかもしれない。
比較的最近、植えられたミヤマガンショウの花。モクレン科。
アール・ヌーボーのエリック・ガレの器やミュシャを思い起こさせる。優美。
特に上の方に固まって咲いていた
何となく品格の高さを感じさせると思っていたが、漢字で書くと、「招霊木」(小賀玉木とも)。
Wikipediaによると、天照大神の天岩戸隠れにおいて、天岩戸の前で舞った天鈿女命が手にしていたとする説がある。榊の代わりに神前に供える玉串として代用されたり、神木として植栽されているそうだ。
樹形も神さびている
これは、質感もガレ風? ホンコンドウダン(別名 ピンクシャンデリア)
薬草園付近のシナミザクラ
うーん、まつげ長い!
濃いピンクの寒緋桜
鳥がいっぱい来ていた。この日は地味な鳥ばかりだったけれど、緑色のワカケホンセイインコが来ていたのを見た時は、若冲の絵かと思った。
こちらは、ハヤトミツバツツジ
独特の色合いが目を引く。
夢中で写真をとっていたら、「閉園の時間すぎてます。お急ぎくださ〜い」という声が聞こえてきて、慌ててスマホを時計にしてみたら16:37だった。
急いで入園口まで戻る。
いつの間にか気温も下がって、気づけば体が冷えていた。
やっぱり花を見るなら午前中からだよね、と思いつつ播磨坂を上がった。
行きはイソイソだけど、帰りは、駅までが遠い・・・