ジャングル・ハイキング
フラダンスを見たり、買い物をしたり、グルメを楽しんだり・・・私にはハワイで、もう一つぜひやりたいことがあった。
ハワイに自生する植物を間近に見たいと思っていたのだ。ネットで探したツアーに一人でも参加するつもりでいたところ、友人たちも行きたいと言ってくれたので、三人でアロハ・アイナ・エコツアーズのハイキングに参加することにした。
この会社が主催するツアーには本格的な1日がかりのツアーもあったが、足に自信がないので、午前中に出かけ、昼にはホテルに戻って来られる3時間程度のジャングル・ハイキングを選んだ。ホテルにスタッフが車で迎えに来てくれて、水とスナックが配られ、それを入れるリュックサックも貸してくれた。
他のホテルでピックアップされてきた参加者と一緒に夜景で有名なタンタラスの丘に登る。
自然を守るため、1日の入山者数が限られているという。いくつかのトレイルコースがあるようだが今となっては、どのルートを辿ったのかはわからない。
途中でみた、植物の記録はあるので、少しあげてみる。
山には色々なジンジャーが生えていた。これはシャンプージンジャー。花のついた膨らみを押すと、中からとろみのある香りの良い液体が出てくる。髪や肌に良いとされている。
花は派手だが、香りは少ないカヒリジンジャー
見にくいけれど、左端、うっとりする香りのホワイトジンジャー
実がなっている木は、ストロベリーグアバ
ヒロホリー
写真はないが、12月に赤い実をつけるブラジリアンペッパー(サンショモドキ)も生えていた。ともにクリスマスの飾りにする。
高い木の上で咲いているので、全然様子がわからないけれど、白いハイビスカスの原種。
コキオケオケオ(ハワイ語で、コキオがハイビスカス、ケオは白を意味する)
コアの木
若い葉はネムの葉のようにギザギザがあるが、年をとると三日月型になる
他の木に絡みついて日光を求めるイエイエ。オレンジ色の花が咲く。
ジャングル感あふれる眺め
頂上の手前は急な上り。竹林の中を行く。
頂上からの爽快な眺め
メモによると他に見た植物は、オヒアレフア、バニヤンツリー(絞め殺しの木)、オクトパスツリー(ハワイ語ではタコを意味する、ヘエ)、クックアイランドパイン、アップルバナナ、アルビジア(ネムノキ)、ハプー(シダ、若芽は食用)、コーヒーの芽、アジアンタム、ワイルドベゴニア。
インパチエンスとシナモンはここでは、駆除植物。
ククイは、油分が多く、食べると下痢をするので、ワンツースリーナッツともいう(こういうの、しっかりメモしてるな〜)
昆虫も。1、2ミリから1センチくらいの小さなカタツムリ(プープークワヒビ)ハワイ語で、プープーは貝、クワヒビは山を意味し、ショウガの葉のカビを食べる。・・・とメモにある。こんな話、すっかり忘れていた。
頭が銀杏型のミミズもいたとのメモもあったが、帰国してすぐ両親に話したら、それはヒルだと言われ、ゾゾっとした。
この記録を書くのに、久しぶりにアロハ・アイナ・エコツアーズのホームページを開けたら、20周年の昨年(2020年)、色々な事情から業務を停止したとの挨拶文が載っていた。とても残念だ。
コロナでハワイの経済はストップしているが、自然界は人も車も飛行機も減り、一息ついている様子。
業務停止はオーナーの健康上の問題もあるとあった。
ご快復を祈る。