バラ

秋バラ尽くし10

渋味がすてきな「禅」、花の後のお楽しみ 横浜イングリッシュガーデンの秋バラを紹介してきましたが、最終回です。 最後に取り上げるのは、河合伸志氏作出のバラ「禅」2005年 赤みの強い茎・葉に、渋いピンク、アプリコット、茶色が混じり合った花。 とても…

秋バラ尽くし9

横浜イングリッシュガーデンから、今日はマンガの人物の背景にキラキラと一緒に描かれるような、お姫様っぽいバラを紹介します。 「サザン・ホープ」河合伸志、宮地秀作 作出 2014年 鹿児島県鹿屋市・かのやばら園で生まれたバラ。 バラを通して鹿屋の活性化…

秋バラ尽くし8

ドミニク・マサド氏作出のバラ 「ジョルジュ・ダンジャン」Dominique Massad 作出 フランス 2005年 鮮やかで温かみのある黄色。サフランイエローと言われたりします。 咲き進むとずいぶん印象が変わって、ほんわりと優しげに。 ツタ紅葉とバラ 「KIZUNA」Dom…

秋バラ尽くし7

朝焼け 夕焼け 横浜イングリッシュガーデンで出会った、グラデーションの美しいバラを2つ紹介します。 「デイ・ブレイカー」Gareth Fryer 作出 イギリス 2003年 「秋バラ尽くし3」でご紹介したGareth Fryer氏のバラです。 「daybreak」は夜明けを意味します…

秋バラ尽くし6

お酒とチョコレート 横浜イングリッシュガーデンのバラ紹介の続きです。 バラには、お酒の名前のついたものがあるという話は以前に書きました。 今回、そんなお酒の名前のついたバラの一つに出会えました。 「ブランディ」Jack E. Christensen, Herbert C. S…

秋バラ尽くし5

セレブとロイヤルファミリー 横浜イングリッシュガーデンの秋バラから、本日は2つのバラを紹介します。 この黄色いバラは往年のハリウッドスターの名前がついています。誰だと思いますか? ヒント1 男性です。 ヒント2 お子さんやお孫さんも俳優になりま…

秋バラ尽くし4

かわいいバラ3種 黄葉とバラの取り合わせ。これで青空だともっといいのですが・・・ 「ベティ・ブープ」Tom Carruth 作出 アメリカ 1999年 撮っている時はピンとこなかったけれど、ベティ・ブープって「ベティちゃん」のことでした。 1930年、パラマウント映…

秋バラ尽くし3

「ピンク色」と一括りにはできないけれど・・・ 横浜イングリッシュガーデンの秋バラを紹介しています。ピンクも様々、6種のバラ。 「ティファニー」Robert V. Lindquist 作出 アメリカ 1954年 Lindquist氏の曾祖父と祖父はフィンランドで育種家をしていまし…

秋バラ尽くし2

横浜イングリッシュガーデンの秋バラ 春の勢いはないけれど、2200種類ものバラがあるという庭は、次々と目を引くバラが現れて、ワクワクします。 「マダム・ブラヴィ」P.Guillot 作出 フランス 1845年 赤い茎、ほのかに差すピンクがすてきです。 マダム・ブ…

秋バラ尽くし1

横浜イングリッシュガーデンのバラたちです。 強風が小止みになったすきに撮ったので調整もままならず、全体的に色味がちゃんと撮れていないです。色飛びも多くなってしまいました。 「ZENdwarfblack 」河合伸志 作出 河合伸志(かわい・たかし)氏は、横浜…

横浜イングリッシュガーデン 2022年秋

ハーベスト・ディスプレイ 横浜イングリッシュガーデン(YEG)に行ってきました。 夕方から雨が降る予報でしたが、もっと早く降ってきそうな感じ。ものすごく風が強く吹いていたのでちょっと迷ったのですが、無料送迎バスの停留所でバスを待つうちに、そこそ…

四季の香ローズガーデン 22年秋

バラを中心に 前回に続き、練馬の光が丘にある「四季の香ローズガーデン」の様子です。 ハロウィンのデコレーションが楽しいです。 このコーナーの周囲に、こちらの庭のシンボルローズ「四季の香」がまとめて植えられています。 「四季の香」黄色とピンクで…

再びドイツ生まれのバラたち

すっかりハマってしまったバラの深堀り。今回はドイツのバラを深堀ってみました。ただ、悲しいかな語学力がないのと、バラを実際に育てたことがないので、勘違い、間違いもあるかもしれません・・・お気づきの点があれば、教えていただけたら嬉しいです。 コ…

デビッド・オースチンのバラ2

週末、たまたまエリザベス女王を取り上げた番組を見たのですが、6月に即位70年のお祝いが行われます。 オースチン氏は、1926年2月16日生まれ。エリザベス女王は1926年4月21日生まれで同世代です。(イギリス本土においては、6月第二土曜日が君主の公式誕生日…

デビッド・オースチンのバラ 1

今まで、バラにはさほど興味がありませんでした。 もちろん、バラ園に行って、花の香りをかいだりするのは好きでしたが、個々のバラについてはそれほど注目してきませんでした。 それが、ブログで紹介するのに、個々のバラについて調べるうち、名前の由来を…

バラを深掘り

オランダのバラ ラベンダードリーム 1984年 G.Peter Ilsink(Interplant Roses)作出 かわいらしいバラですね。ノバラのような雰囲気があって、和洋どちらの庭にも合いそうです。比較的単純な雰囲気だけれど、このバラは、ポリアンサローズとノワゼットロー…

バラ ビハインドストーリーが知りたい

日本の”バラの父” 鈴木省三氏作出のバラなど バラについては全然詳しくないのですが、個々のバラのビハンドストーリーを知るのが楽しくなってきました。 「花の中の花」とも言えるバラには、さまざまな人々の思い入れがあって、バラの名付け一つにしても何か…

四季の香ローズガーデン

もうバラのピークが過ぎてきましたね。 横浜でかなりのバラを見たけれど、季節が終わる前に近くのバラも見に行こうと、昼近くになって晴れてきた日に光が丘の四季の香ローズガーデンへ。咲き始めの頃にも来たので、2度目の訪問。 二つのバラの庭とハーブガ…

山下公園

港の見える丘公園から山下公園へと向かいました。 だいぶ雲行きが怪しくなってきました。ポツポツきたな・・・という感じ。 船とバラです。 ホテルニューグランド マリンタワー 氷川丸 大型船がとまっていました 船は苦手だけれど、一度くらいはクルーズもい…

港の見える丘公園

横浜イングリッシュガーデン(YEG)の早朝開園に行った日は、友人たちと港の見える丘公園から山下公園へバラを見に行くことになっていました。 8時から2時間ほどYEGを見てから移動。アメリカ山公園で待ち合わせだったので、早めに着いてベンチで一休み。 数…

横浜イングリッシュガーデン6

気になるバラたち 横浜イングリッシュガーデンには2000種類以上のバラがあるそうです。 その中で、目をひかれたものをいくつか紹介します。 「初雁」 1994年 安田祐司氏作出 グラデーションが繊細で美しいです。端正な形。「初雁」とは秋にその年初めて北方…

横浜イングリッシュガーデン5

バラ園の脇役?たち こちらのお庭には、バラ以外の様々な花や葉物が植え込まれています。 脇役というよりは共演者といった感じのクレマチス こんなクレマチスは主役を張れますね。 もうかなり前になりますが、最初に見た時に、バラと合うな〜と感心したオル…

横浜イングリッシュガーデン4

ときめきガーデン 前回まで(1〜3)5つのお庭を紹介しましたが、最後の6つ目「ときめきガーデン」はバラの開花期にだけオープンするお庭です。 お庭への扉が開いています。最初に覗いた時は手入れしている方がいらっしゃいました。 こちらは赤いバラを主役…

横浜イングリッシュガーデン3

朝、5時起きして横浜イングリッシュガーデンの早朝開園(8:00~)に行きました。平日で曇天だったので、それほど混んでいません。 中央通路の奥に広がるローズ&シュラブガーデンは、黄色、オレンジ、ラヴェンダーなど7色のバラを主役に、灌木や大型宿根草を…

横浜イングリッシュガーデン2

引き続き、横浜イングリッシュガーデンを歩きます。今回はつるバラのアーチがかかる中央通路の左側の二つのお庭へ。 まずは、手前の「ローズ&グラスガーデン」 こちらは、アプリコットやブロンズ、ブラウンのバラを主役にオーナメンタルグラスを組み合わせ…

横浜イングリッシュガーデン1

横浜へバラを見に行きました。忙しいけれど、季節は待ってくれないので、ちょっと無理して休みをとり、バラづくしの1日を過ごしました。まずは横浜イングリッシュガーデンへ。朝5時起きして、8時からの早朝開園へ行ってきました。 この時間は横浜駅からの無…

日本生まれのバラ2

忽滑谷史記氏作出のバラたち(四季の香ローズガーデン) パブ・ロック 2013 アンティークな花型から、粋な音楽が流れるような古いパブをイメージしてつけたそうです。パブロックは、1970年代にイギリスを中心に発生したロックのジャンル名。 パウル・クレー …

日本生まれのバラ1

光が丘 四季の香ローズガーデンのバラ紹介。最後は、日本生まれのバラです。 木村卓功氏作出のバラ オデュッセイア 2013 花名はギリシャ神話『オデュッセウスの冒険』から。つぼみの姿もいいですね。品格があります。 シェラザード 2013 花名は、アラビアン…

フランス生まれのバラ2

フローレンス・デルアットル 1997年 Guillot なんとも優美なバラですね。濃いピンクのつぼみ、クリームがかったピンク、灰紫がかったピンク・・・さまざまなピンク。 作出は前出のドミニク・マサド氏(1991) 名前の由来は、『三銃士』の著者デュマの作品(…

フランス生まれのバラたち1

光ヶ丘 四季の香ローズガーデンの続きです。作出国がフランスのバラ。 ローズ・ポンパドゥール 2009年 デルバール この華やかなバラの名前の由来は、ポンパドール夫人(1721~1764)が好んだ色、ポンパドール・ピンクから。ポンパドール夫人は、銀行家の娘で…